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チャレンジアワードが、自分を変えた。

座談会スタイルでつなぐ、NBUトークマガジン。今回は、文部科学省が推奨する 青少年体験活動奨励制度(チャレンジ・アワード)に挑戦した三人の学生が登場。 “おおいた”のさまざまな地域における貴重な体験から学んだこと、気づいたことをたっぷり語ってもらいました。

0132016 JULY

青少年体験活動奨励制度(チャレンジ・アワード)とは?

「自然体験」「運動体験」「ボランティア体験」「教養体験」の4つの分野の体験活動を主体的に計画・実施することに対して、修了証(アワード)が文部科学省から授与される体験活動奨励制度。全国的にも数少ない本制度のアドバイザーがNBUには数名いることから、大分県が有する地域の特色を活かしながら、学生たちの体験活動をサポートしている。正課科目以外の主体的・継続的な体験活動を通じて、自然・社会・仲間とのつながりを築き、自ら考え行動する力を養う機会を提供。本制度修了者は、国際的な顕彰制度「エディンバラ・アワード」も獲得できる。

チャレンジ・アワード挑戦が、自分自身を高めるきっかけに。

亀井 僕は高校時代、剣道一筋だったので、大学でも剣道を頑張りたいと考えていましたが、NBUには剣道部がなかったんです。大学生活を充実させるために、学業だけでなく、これから何を始めようか…と漠然と考えていたときに、湯布院研修所で行われた「新入生スタートアップセミナー」でお世話してくれた先輩から「人間力育成センターで一緒に活動してみない?」と言われたんです。高校生の頃から地域の清掃活動などに参加していたので、ボランティアや地域貢献に興味があり、「人間力育成センター」に通うようになりました。

伊藤 僕は友人が「人間力育成センター」でいろいろな活動に関わっていて、それに誘われました。すでに在籍しているメンバーの強い団結力を感じたり、先輩たちの行動力に圧倒されたり…正直、参加した当初は、うまく馴染めるかなぁとためらいましたね(笑)。

安達 私は入学して、茶道部に入部しました。茶道部を指導していたのが、学生主体の様々な活動をサポートしている「人間力育成センター」の職員の方でした。実は高校生の頃から、ボランティアなどの活動をしたいとずっと考えていましたので、この出会いは運命だと思いましたね。

伊藤 「人間力育成センター」がサポートするプログラムのひとつに「チャレンジ・アワード」という制度があります。自然、運動、ボランティア、教養の4つの体験活動を仲間と一緒に取り組んだり、自分で目標を設定し、挑戦するというルール。僕は、教養分野では「危険物取扱者乙類4種」の資格に挑戦しました。高校のときに少し勉強していたけど途中で挫折したのでリベンジです。運動分野は中学、高校と続けてきたソフトテニスに取り組みました。

亀井 僕は「ニュース検定3級」に挑戦しました。新聞やテレビのニュース報道を読み解くための「時事力」が問われます。就職活動にも役立つと思い、チャレンジしたのですが、大学で授業があるわけではないので、授業やボランティア活動の空き時間に、自分で勉強しなければなりませんでした。そのおかげで学習に対する計画性が生まれたと感じています。運動分野では剣道に取り組んでいます。「剣道四段」の試験に向けて、今、猛練習中です。正直、教養と運動の両立は難しく、サボりたくなったことは何度もありましたね(笑)。

安達 私は建築学科ということもあり、秋に行われる「宅地建物取引士」の試験にトライします。不動産や建築の専門用語がたくさん出てくるので、知らない用語は調べて、ひとつずつ理解していくことの繰り返しです。「チャレンジ・アワード」という制度があるからこそ、ここまで集中して勉強できていると思います。運動体験はソフトテニスをしています。NBUにはソフトテニス部があるのですが、部員数が足りずに廃部寸前だという話を聞いて、伊藤くんと一緒に入部しました。中学生の頃はテニス部でしたが…久しぶりだったので正直、満足に動けるか不安でしたが、伊藤くんと一緒ということが心強かったです!

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自然体験で感じた“おおいた”の魅力と温もり。

伊藤 安達さんとは自然体験として、豊後大野市犬飼町を活性化させるプロジェクトにも一緒に参加したよね。豊後大野市の犬飼町がジオパークに認定されたのですが、地元の商工会の方が、見所や歴史などを丁寧にガイドしてくれて、犬飼町の魅力はもちろん、地元の方々の優しさも肌で感じることができました。普段は車で通りすぎるような道も、20㎞ほど歩いて巡り、自然の魅力をたっぷりと感じました。ゆっくり歩いてみることで、いろんな新しい発見がありましたね。

安達 犬飼町の商工会の方とタッグを組みながら、若者が町を訪れたくなるような祭りやイベントなどを企画しました。実際にやってみて分かったことは、自分たちの意見と、地元の方々がしたいこと、伝えたいことのバランスを取りながら計画を進めていくことの難しさです。お互いの意見に耳を傾けながら、話し合いを重ねていき、双方が満足いく企画が完成したときは、これまでにない達成感がありましたね。何度も訪れるうちに、町の皆さんから「おつかれさま」「いつも、私たちのためにありがとう」と声をかけていただけるようになり、とても嬉しかったです。

亀井 僕も自然体験として、豊後大野市での1泊2日の自然体験活動に取り組みました。地域の方々と一緒に河津桜の苗木を植えるため、植栽地での草刈りや防獣ネットの補修作業を行いました。まだまだ先の話ですが、苗木が成長し、満開の桜が見れる日が待ち遠しいですね。里山に入り、汗を流しながら行ったことは、すべてが新鮮でした。ボランティア体験では、大分市久土の里山林で里山保全活動に参加し、伐竹整備、風倒木処理、作業道づくり、椎茸づくりなど多くのことに取り組みました。キャンパスの外に出て、いろんなことを経験すればするほど、やりたいことがどんどん見つかります。今回の活動は、大学生活後半にもっと本格的に取り組もうとしているボランティアや社会貢献活動の助走期間にもなりました。

アワードの経験を糧に新たなる成長のステージへ。

安達 亀井くんは人間力育成プログラムのひとつ、「四季の森プロジェクト」の副リーダーとして、何事に対しても一生懸命に取り組んでいるよね。本当に責任感もあるし、頼もしく見えます。私は今回、地域の方と関わる機会が多くありました。そこで、自分の意見を“発言”すること、相手の意見を“聞く”ことの大切さを学ぶことができました。私は打ち解けて親しくなると、ズバズバ物事を言ってしまうことが多くて…(笑)。自分の話ばかりじゃなく、相手の話を聞く余裕を持てるようになりたいです。

亀井 里山での保全活動の際に、チームワークは社会人として大切だと痛感しました。僕はコミュニケーションをうまくとれる方ではないのですが、「四季の森プロジェクト」ではリーダーシップを発揮して、メンバーはもちろん、教員の方、地域の方と積極的に関わっていきたいです。「チャレンジ・アワード」は全国どこにいても挑戦できますが、自然豊かな“おおいた”を舞台に活動することで、ますます、地元愛が強くなった気がします。

伊藤 文部科学省で行われた「チャレンジ・アワード」修了証授賞式に出席して、強く感じたことは、賞状をもらうことが目的ではなく、地域のこと、自然のことを考えながら、自分ができる活動を続けていくことが大切なんだということ。継続することの大切さを忘れずに今後もさまざまなことに挑戦していきます。学科も違う三人ですけど、お互いのことをじっくり話せてよかったです。やっぱり思ったことを何でも素直に言い合える仲間がいるっていいなぁと思いました。これからもお互いに刺激し合いながら、自分の将来や“おおいた”の未来のために頑張りましょう!

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MEMBER

工学部 情報メディア学科2年
亀井 泰成Taisei Kamei
(大分県立臼杵高校 出身)

高校生の頃から、清掃活動などに積極的に参加していた経験を活かし、入学後もボランティアや地域貢献活動をしたいと「人間力育成センター」に立ち寄る。センターで取り組む「四季の森プロジェクト」では、副リーダーを務め、どんな課題に対しても一生懸命に笑顔で向き合う。

工学部 建築学科2年
安達 望美Nozomi Adachi
(大分県立大分鶴崎高校 出身)

「チャレンジ・アワード」で宅地建物取引士の資格に挑戦するなど、将来、建築家を目指すための自分磨きを続けている。豊後大野市犬飼町の商工会との協働プロジェクトで学んだ、自分の意見を“発言”することの大切さ、相手の意見を“聞く”ことの大切さを、今後の活動にも活かすことを誓う。

工学部 機械電気工学科2年
伊藤 匡平Kyohei Ito
(楊志館高校 出身)

高校生の頃に挫折した「危険物取扱者乙類4種」の資格に再挑戦したり、自然体験として豊後大野市を20km歩いて巡るなど、「チャレンジ・アワード」に強い決意で取り組んだ熱き男。地域のこと、自然のことを考えながら、自分ができる活動を少しずつ広げ、さらなるステップアップを目指す。